被災地で放射線の問題についてどうお話をしたらよいのかということをしゃべってきました。
マスメディアの流している情報と実態とが、ちょっと違うんじゃないのか、というのが率直な印象。
マスメディア情報しか見ていないと、みんなが一丸となって放射線の恐怖におびえているようなイメージを描きがち。でも、そういうイメージを与えるのは、一部の声が大きい人々。どうも、声をあまり上げない大多数の人々は、
- 生活のために、他に気にしなければいけないこともある。
- 放射線のことだけ気にしているわけにはいかない。
- 実態を正しく把握したうえで現実に無理のない対処をしていきたい。
という、落ち着いた考えを持っているもよう。
政府もマスメディアも声の大きい人々のことだけを聞くのではなく、丁寧に声なき声を拾い上げる作業をしていかないと、方向を大きく見誤ってしまう(すでにそうなりつつある)。リスク評価の専門家も、ここらの実態は良く把握したうえでコミュニケーションの方法を考えていかないといけない。過激なゼロリスク論者の主張と現実とのはざまで困惑する人々に適切な情報を提供していくのには、こういうネット上の情報発信だけでは完全に不十分で、リアルな場でのコミュニケーションが必須。